
ピアットウニコ
「ミラノ風サフランリゾットとオッソブーコ」
ピアットウニコは、プリモピアット(Primo Piatto)と呼ばれるジャンルのパスタ、リゾットなどと、メインとなるセコンドピアット(Secondo Piatto)を一皿に盛り付けたお料理の総称です。
ミラノ風サフランリゾットと仔牛スネ肉の煮込みを一皿にした伝統的な料理。チーズとバターで濃厚に仕上げたリゾットに、とろとろに煮込んだオッソブッコとの相性は抜群です。トリノがあるピエモンテ州とミラノがあるロンバルディア州はイタリアの中でも一番の米どころでもあり、主に米を食べていたと言われています。
リゾットは名物料理で中でも、カツレツの黄金色と同様に調味料の中でも一番高価なサフランをたっぷり使ったサフランリゾットは富の象徴であり、ミラノの代表料理のひとつと言われています。またリゾットのお米はアルデンテ(このアルデンテがわかるのがイタリア人と日本人のみと言われています)で仕上げるのが大事なポイントです。
北部の冬は寒く、煮込み料理を多く食べて身体を温めます。特に牛すねの煮込みはミラノの郷土料理の代名詞で、オッソブッコと呼ばれています。骨の(Osso:オッソ)穴(Buco:ブーコ)のゼラチン質の骨髄を専用のスプーンで掬って召し上がってみてください。コラーゲンとうまみがギュッと詰まっています。
そんな2品をひとさらにまとめたものがピアットウニコ。イタリアに旅行された際に勧められた方も多いと思います。ミラノでは良く食べられる組み合わせのお料理ですが、なかなか、日本で食べられるお店は少ないと思います。
ぜひ、本場仕込みのピアットウニコをお楽しみください。